健康診断で陽性反応!これって性病?それとも膠原病?

健康診断の結果、梅毒検査でSTSが陽性だった…という方。
自分が性病にかかったんだと決め付けていませんか?
実は、STS検査で陽性反応が出ても、必ずしも梅毒とは限らないのです。
あなたは性病に感染したのではなく、膠原病などの別の病気にかかっているかもしれません。

そもそも、梅毒の検査にはSTSとTPHAの二種類があります。
健康診断では通常、TPHAの前にSTSの検査を行います。
これは、STS検査が、TPHA検査よりも梅毒に感染してから陽性反応が出るまでの期間が短く、早期発見に向いた検査方法だからです。
STS検査とは、脂質抗原検査のことです。
梅毒にかかると、リン脂質の一種であるカルジオリピンの抗体が体内で発生します。
そこで、カルジオリピン抗体を検出することで梅毒に感染しているかどうかを判断します。
これがSTS検査です。
梅毒の病源体そのものを検出できるわけではないので、膠原病などの他の病気にかかっていても陽性反応が出ます。

ですから、健康診断で梅毒の陽性反応が出た!という方は、梅毒に感染したと決まったわけではありません。
別の病気かもしれない可能性を調べるために、TPHA検査も受けなければならないのです。
TPHA検査は、梅毒の病源体である梅毒トレポネーマの抗体を直接検出する検査方法です。
発見はSTS検査よりも遅れますが、より正確に梅毒の感染を発見できます。
もし両方の検査で陽性ならば、梅毒という性病に感染したと考えていいでしょう。
STS検査が陽性でも、TPHA検査が陰性なら、別の病気の可能性を疑ってみてください。

梅毒をはじめとする性病も、膠原病も、発見が遅れれば最悪死に至る恐ろしい病気です。
きちんと健康診断の検査を受け、早期発見ができるようにしておきましょう。